建築から数年経ったり、新しい設備を取り付けた木造住宅は、天井をリフォームする必要が出てきます。しかし、天井の部分的なリフォームは、わからないことが多いですよね。

今回は木造住宅の天井をリフォームする際に必要な知識をご紹介いたしましょう。

天井のリフォームには幾つかの種類がある

主なリフォームは三種類

木造住宅の天井をリフォームする場合、主な施工方法は三種類になります。その3つのリフォームであるのが、

  • クロスを張り替える
  • 塗装を再度行う
  • 天井の板を張り替える

以上になります。

天井をリフォームしなければならない多くの場合、これらのリフォームに当てはまります。

リフォームを検討するならば、どれに該当するかを確認し、施工方法の検討や業者選びに移ることが大切です。

補強を行うためのリフォームもある

上記以外にも、木造住宅の天井のリフォームはあります。その一つが、補強を行うリフォームです。

天井は蛍光灯などの照明器具を取り付けることが多いです。重たいタイプの照明器具の場合、その重量によって天井に負担がかかります。そのため、天井を安全に維持する上で、補強工事を行う必要があります。

重たい照明器具などを取り付ける場合は、この補強工事というリフォームも検討しなければなりません。ご注意ください。

天井のリフォームを自分で行う方法

パネル型の張り紙を使おう

自分で天井のリフォームを行う場合、一番行いやすいのがクロスの張替えです。このクロスの張替え、難しそうですが、意外と自分で行うことができます。その際に使えるのが、パネル型の張り紙です。

パネル型の張り紙は、一定の大きさに切られているものです。そのため、形を合わせながら天井につけていくだけで、クロスを変えたのとかわらないリフォームの出来栄えになります。

このタイプの張り紙は、ホームセンターはもちろん、インターネットでも購入できます。

床や壁にはマスカーを使おう

天井のクロス張替えなど、自分でリフォームをする際には、床を汚してしまいやすいです。これは、天井での作業の際に、塗料や接着剤などが落ちてしまうからです。そのため、床にはマスカーと呼ばれるカバーをはっておきましょう。

マスカーはビニール製の、カバーフィルムのような製品です。これを床に使っておけば、天井から塗料や接着剤などが落ちてきても、床や壁を汚すことはありません

自分での天井リフォームをするならば、周りを汚さない安心できる環境が必要です。余計な気を使わないためにも、マスカーを活用して、汚れの予防をしておきましょう。

天井リフォームはこうすると費用を抑えられる

自分が必要なリフォームだけを行うよう意識する

天井のリフォームをしていると、どうしても色々な要素をリフォームする天井に取り入れたいという欲が出てきます。クロスを張り替えるだけが、板まで張り替えてしまったとか、不要な補強工事も行ってしまったなどが起こります。

余計なオプションをつけると、その分費用もかさんできます。ですので、費用を抑えるためのポイントとしては、自分が必要と思った天井のリフォームだけを行うように意識しておくことが大切です。

最初に決めた内容のリフォームだけを行えば、不要な出費を抑えられます。

専門業者は複数で見積もりを取ってから

天井のリフォームを専門業者に依頼する場合、高い費用がかかるケースがあります。リフォームは技術力が必要なので、ある程度の費用がかかるのは仕方のないことです。しかし、できるだけ費用を安く抑える努力も必要になります。その時に重要なのが、複数の専門業者に見積もりを取るということです。

専門業者は、その施工を行う前に、工費の概算を見積もりとして計算します。この見積もりを複数の業者からとってもらうのです。

複数の業者に見積もりを取ってもらえば、どこの業者が安いか比較することができます。また、見積書が値下げ交渉の材料にもできますので、必ず3社以上の業者から見積もりを取るようにしましょう。

天井をおろそかにしない

木造住宅の天井は、リフォームをする必要がいつか出てきます。その時に、どのようなリフォームをしたいのか、明確にしておきましょう。そして自分に技術力があるならば、自らリフォームをしてみるのも良いと思います。ただ、あまりにも高度なことを行うならば、専門業者に依頼する勇気も持ってください。

もし専門業者に依頼する場合は、しっかりと見積もりを取ったり、計画を立てたりしてください。そして計画通りに施工することが大切です。

またその他に、天井という場所は、害獣に巣を作られやすい場所であることも覚えておいてください。それだけ汚れやすい場所でもあります。よろしければ、こちらの記事もお読み下さい。

木造住宅に多い害虫や害獣:対策はこれ

LINEで送る
Pocket