木造住宅は経年劣化や、ライフサイクルの変化に応じてリフォームをすることが少なくありません。
しかし、リフォームというと、「どうやればいいのかわかららない」、「失敗するのが怖い」という不安があります。
それでは、木造住宅のリフォームを成功するためにはどうすれば良いのでしょうか。そのコツについて、ご紹介いたします。
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部屋を広く見せるためのリフォーム
部屋の明るさと彩度を調整すると広く見える
木造住宅の構造自体を変えずに、部屋を広く見せる上でもリフォームが有効です。そのリフォームの方法として、部屋の明るさと彩度を調整することが挙げられます。
一般的に、部屋の明度と彩度が低いほど、部屋は狭く見える傾向にあります。逆に、明度と彩度が高くなれば部屋は広く見えます。明度と彩度を高くするためには、部屋の壁紙や天井のを明く鮮やかな素材に変更するリフォームが最適です。
現在の部屋がやや暗めの部屋であれば、このリフォームで、部屋を広く見せることが可能です。
見通しの良い部屋の入り口を作る
部屋を広く見せる上で、意外と重要な役割を果たすのが部屋の入り口です。部屋の入り口を、見通しの良いようにリフォームすれば、部屋があたかも広くなった可能ように見えます。
具体的な例としては、部屋入り口のドアと天井の間に壁がある場合、その部分を取り払うリフォームをして全てをドアにする。そうすれば、ドアを開けた時に部屋入り口の視界を遮るものが少なくなるため、かなり見通しの良い状態になります。
ちょっとしたことですが、この見通しの良さが部屋の広さを感じる要素になります。
耐震リフォームをする時に気をつけるポイント
まずは耐震診断を受けてみる
地震大国である日本において、住宅の安全を保持するためにも耐震リフォームは大切です。さて、その耐震リフォームをする上で大切なのは、自宅に合った耐震工法を行うことです。その自宅に見合う工法を見極める上で、耐震診断を受けることが大切になります。
耐震診断はセルフチェックとして、自分で行えるものから、業者に行って貰えるものまであります。また、各地方自治体の窓口には、耐震診断の相談窓口もあります。まずは窓口で相談をして、診断を受けてみることから始めるようにしましょう。
適切な耐震診断をしなければ、無駄な耐震リフォームや耐震リフォームの不足などのトラブルが出る可能性があります。
木造住宅の耐震補強では壁を重要視
木造住宅は、鉄筋コンクリートのように強い柱を使っているわけではありません。ですので、地震の力を受け止めてくれる役割を壁が担ってくれます。このことから、耐震リフォームを行う際には壁が重要になってくることを意識しておいてください。
一階部分に壁が少ないような木造住宅や、壁の強度が弱い住宅であれば、適切なリフォームで耐震補強を行う必要があります。また、老朽化してしまった住宅についても、壁を頑丈なものにするなどのリフォームが大切です。
リフォーム業者を選ぶ時の注意点
悪徳業者に引っかからないようにする
住宅のリフォームを謳って、悪徳業者が近づいてくることは多々あります。その被害に遭わないように、気をつけなければなりません。
悪徳業者がよく用いる手口として
- 不安を煽るような言動をする
- 「無料」や「特別に値引き」など聞こえの良過ぎる条件を全面に出す
- 契約について考える時間をくれずに、即決即断を迫ってくる
などがあります。
これらの手口を使用する業者があれば、悪徳業者の可能性は高いです。一つの判断基準にしてください。
リフォームの用途に合わせて業者を選ぶ
リフォーム業者さんはかなり多くあり、その業者さんによってリフォームの得手不得手があります。そのため、自分が希望するリフォームを行ってくれる業者さんを選ぶことも大切です。
通常のリフォームなら、その家を建築した住宅メーカーに作業を依頼するのが一般的です。しかし、希望するリフォームがやや特殊なものであれば、その工法を行ったことが多い工務店を調べて依頼するなどが良いでしょう。また、デザイン性を重視するリフォームなら、設計事務所に依頼する方法もあります。
この他、地元で定評のある工務店などにリフォームを依頼するなども、業者選びの一つの方法です。
リフォームは計画的に成功させよう
木造住宅のリフォームをするのであれば、単純に業者に依頼をするだけではダメです。どのようなリフォームがしたいのかを明確にして、どの業者さんに依頼をするのかなど、今回ご紹介したコツを意識しておいてください。
リフォームを行うまでに詳細を決めておけば、悪徳業者に引っかかるリスクも減り、無駄な工法を行わなくてもよくなります。そして、リフォームを必ず成功させることができるでしょう。
リフォームの費用や住宅ローンについては、こちらの記事にまとめました。